本研究会は、金融機関の皆さま方とともに、金融機関におけるマーケティング戦略について学び、考え、研究していく目的で、金融機関を中心に会員組織化し組成された任意の研究会（勉強会）です。したがって、本研究会自体は、法人格をもつ団体組織体ではなく、一般社団法人金融財政事情研究会のグループ会社の一つである株式会社金財情報システム内に事務局を置く、事業の一つです。

その組成は、わが国の金融機関では、マーケティング戦略志向が、まだ端緒についたばかりの1970年にさかのぼりますが、本研究会は、定例研究会を軸に運営されてきました。往時と比べれば、わが国の金融機関数は大きく減少しましたが、インターネット等が普及している今日でも、フェイス･ツー・フェイスを重視した本研究会への期待は決して衰えていません。なぜなら、本研究会は、参加されている金融機関同士、あるいはIT企業の方々と金融機関との間の、自由に意見交換できる研究の場となっているからです。

したがって、本研究会活動は、定例研究会を軸に、これまで、さまざまな啓発教育活動、調査研究活動を行ってきました。たとえば、現在では、本研究会とは別な事業となっていますが、金融機関向けのエリアデータの提供や、メガバンク、地域金融機関が共同で実施しているCSモニタリング調査等は、そうした調査コンサルティング活動の中から開発されてきた事業です。

本研究会の性格は、以上のとおりであり、その活動概要は次の通りです。